日本では、冬場に雪が積もった時の歩行具として、かんじきが古くから使われてきました。
雪深い地域では、生活必需品として親しまれてきた雪上歩行補助具で、今でも使用されているものなのです。
最近では、生活用品としてではなく、冬のレジャーとして雪山のトレッキング用品として注目されています。
外国産のかんじきとも言えるスノーシューとともに、自分でも手作りすることができるかんじきも、雪山を楽しむための道具として再評価を受けるようになってきたのです。
地方によって材質に違いがあり、クロモジの木や、トネリコの木、グミの木、クマヤナギ、クワ、イタヤなどといった様々な木が使用されています。
要するに、粘りのある木で手に入れやすかったものを使って、それぞれの地元のかんじきが作られてきたのです。
作り方は、素材となる木をお湯で煮ることで、柔らかくしてから半円形に加工します。
そして、2つの半円状の木材を縄で仮止めをして乾燥させます。
形が整ったなら、合わせの部分を針金でしっかりと固定して円形の木枠を作るのです。
その中を縄で結ぶことで、足に固定できるようにします。
この時、それぞれの地域で木枠の形状や縄の張り方に違いあるようです。
たとえば、六角形に縄を結んでいき土台をつくり、さらにその上に張り縄という足を固定するための縄を結んで作るやり方や、単純に2本の縄だけで固定する簡易型のものを使用している地域もあります。
木で輪っかを作ることから、わかんじき、わかんなどとも呼ばれていて、手作り体験ができる講習会も多く開催されているのです。