2011年01月25日

雪の上でスケートを楽しめるファンスキー

ゲレンデでストックを持っていない人が、まるでスケートをしているかのように滑っているのを、見たことがある人もいるかもしれません。
それは、ファンスキーと呼ばれる、短いスキー板を使った新しいスポーツなのです。

普通、スキーで使われる板の長さは、身長プラス10センチくらいのものを使うのが常識だと言われています。
けれどもファンスキーでは70センチから120センチくらいの短いスキー板を使用します。
そのことで重心の移動が簡単に出来て、普通のスキーよりも自由な動きが可能になったのです。

慣れてくればストックを持たずに、スケートでもするかのように雪の上を滑ることができるようになります。
そして、スノーボードのように派手なトリックを決めることができるのも特徴で、ハーフパイプ競技などもあるのです。
ゲレンデの上を、ひたすらクルクルと回転しながら降りてくるおかしな人がいたならば、その人はファンスキーを履いているはずです。
スキーではできない、その場での360度の回転運動も、ファンスキーでは可能なのです。

さらに、持ち運びもしやすいといった利点もあります。
専用のバックでなくても、大きめのスポーツバックならば、入れて持ち運べるのでとても便利なのです。

注意点を挙げるとすれば、転んだ時に板が外れないので、無理な体勢で転ぶと捻挫や骨折をしてしまうことでしょう。
初めてファンスキーに挑戦する人は、講習会などを受けて転び方を教わってから、最初はストックを使って練習をしたほうがいいでしょう。

雪山のそり遊び

雪が積もったら子供達は何をして遊ぶかと言えば、まずは雪合戦に雪だるま、そしてお尻の下に何か挟んでそり遊びを始めるのではないでしょうか。
少しでも傾斜のあるところならば、ダンボールをお尻に敷くだけでも、勢いよく滑ることができます。
また、プラスチック製の平たいそりがあれば、二人乗りをしたりして楽しむことができるでしょう。

そり遊びは雪合戦などとともに、雪が積もれば誰もができる冬の遊びの定番だと言えます。
それは日本だけでなく、世界各地の子供達が古い時代から親しんできたもので、雪深い豪雪地域では三角屋根を滑り降りたりもできるのです。

お尻の下に敷くものは何でもありで、ヨーロッパなどでは昔から使っている、木製のそりなども目にすることがあるでしょう。
他にも大きなシャベルを使って、柄の部分をハンドル代わりにして、雪坂を滑り降りるという変わった競技を行っているところもあります。

また、夏の海で使うゴムボートや浮き輪を使って楽しむこともできるでしょう。
それらのゴム製やビニール製のものは摩擦抵抗が少なく、夏用といえども雪の上に置けばスピード感溢れるそりへと早変わりしてしまうのです。
他にも、大きめのビニール袋などもそりの代わりに使えます。

コンビニの袋でさえ、お尻の痛さを気にしなければ、手に持つ輪っかの部分を両手に持てば、それらしい格好になるものです。
傾斜のない平地に雪が積もった時でも、雪山を作って滑り台にすることで、あとは何をそり代わりにしても十分に楽しめるのです。

凧揚げとスポーツカイト

日本の冬の風物詩と言えば、凧揚げを外すわけにはいけません。
最近では都市部では見かけなくなったとはいえ、今でも全国各地で大会が行われていたり、やはり年が明けた頃になると公園で凧を揚げている親子を見かけることもあるでしょう。

日本では、江戸時代に冬の遊びの定番として庶民にも広まったと言われており、喧嘩凧のように相手の凧を落とそうとしたりする遊び方も登場しました。
電線やビルなどが建てられたことで、広いスペースを取れる場所が減ってしまったことから、凧揚げは家の前などで簡単にできるものではなくなりました。
それでも、1~2月の間には河川敷や公園で凧揚げ大会が開催されるようになっており、最近になって全国的に再び脚光を浴びてきているのです。

もちろん自分で手作りできるのが凧の楽しさの一部ではありますが、凧揚げの人気が再び高まってきたのには、スポーツカイトの役割も大きいのです。
スポーツカイトとは欧米で発展した凧の遊び方で、日本の凧の多くが1本の糸で操るのに対して、2本ないし4本の糸で自在に凧を操ることができるものです。
右へ左へと自由に旋回することができ、編隊を組んで音楽に合わせて演技をするという遊び方まであるのです。

日本の凧にはなかった高い操作性能がスポーツカイトの魅力であり、競技としても発展してきた要因だと言えます。
競技大会としては、日本でも開催されていますが、世界規模となるとワールドカップや世界選手権が行われているほど盛んな競技なのです。

歩くスキーのクロスカントリーで雪景色を楽しむ

運動が苦手で、スキーやスノーボードで急な斜面を降るのはちょっと・・・という人でも、冬のアウトドアを楽しめるスポーツがあります。
それが、歩くスキーと言われている、クロスカントリーです。

オリンピックにもある、長い距離を走破する競技を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、もう少し簡単にスキーを使ったハイキングだと考えてみてください。
本格的な競技となると、順位を競うものですので、マラソンのようなきついイメージになってしまいます。
けれども、冬の遊びの延長で考えるならば、スキーを使って雪の上を歩いていく、誰にでも参加できるネイチャーツアーなのです。

雪の積もった山の中や木立の隙間、厚い氷が張っている湖の上など、冬の寒い時期でしか行くことのできない場所を進んでいくのが、最大の特徴だと言えます。
スキーで斜面を滑ることができない人でも、平地をスキー板を使って歩いていくだけなので、問題なく参加できるはずです。

最初は板が滑って上手く前に進まなくても、コツを掴めばすぐに歩くことができるようになります。
要するにハイキングと同じことなわけですから、ルールや決まった遊び方があるわけではありません。
雪景色を楽しみながら歩くのもいいですし、野生動物の足跡を探して、その後を追いかけてみるのもいいでしょう。

自分のペースで進んでいけばいいので、のんびり散歩気分で雪の中をめぐるのもいいでしょう。
冬の自然を楽しむには、クロスカントリーは初心者であることや年齢を問わず参加できるのでオススメです。

バックカントリーで自然の中を滑る

バックカントリーとは、スキー場のゲレンデの中ではなく、整備されていない自然の中をスキーやスノーボードで滑ることを言います。
当然、リフトのような乗り物で雪山を登るのではなく、スノーシューを履いてハイクアップしていくことになります。
スキー板やボードなどの、装備を担いだまま雪山を上っていくのは大変ですが、その行程をすべて含めたものが、バックカントリーなのです。

滑り降りる地点まで到達すれば、あとは誰も滑ったことのないまっさらな雪原を滑り降りることができます。
子供の身長くらいまで深く積もったフカフカの雪の上を、他のスキーヤーのことを気にすることなく、自由にスピードを上げたりターンを決めて滑走することができるのです。

もちろん整備されていない場所を滑るわけですから、斜面は一定ではありません。
急に斜度がきつくなったり、自然のジャンプ台にはじかれたり、木や岩といった障害物などもいくらでもあります。
そこで、スピードをコントロールしながら、不規則に出現する自然の障壁をクリアしていくのが最大の魅力だと言えるでしょう。

また、回数を重ねていくうちに、最初のきつい雪山登りにも楽しみがあることに気がつくはずです。
ハイクアップは、それだけもスノーシューやクロスカントリーのように、雪山の自然を楽しめるレジャーなのです。
雄大な雪景色を堪能した後に、さらにそこから滑降していく楽しみが待っているというのが、バックカントリーというアウトドアレジャーの醍醐味なのです。

冬に釣りを楽しむ

釣りは、1年中楽しめるものですが、冬には冬の釣りの楽しみ方があるのです。
確かに寒い中で行うので大変な思いもしますが、他の季節には見られない魚に出会うことができるという魅力があるのです。

凍った湖に穴を開けてする、ワカサギ釣りをまっさきにイメージする人も多いかもしれませんが、冬に釣れる魚はまだまだあります。
バスなどは、冬の定番と言われていますし、カレイやメバルなども代表格です。
他にも、アイナメやスズキなども寒くなってからがシーズンです。

身の引き締まった美味しい魚が釣れるのも、冬の釣りの醍醐味ですが、防寒装備には注意しなければいけません。
耐水性のあるフィッシングスーツは、いろいろと着込んでから1度汗をかくと蒸れてしまうということがあります。
それでも、やはり寒さに凍えるよりは、ましだと考えなければいけません。

オススメなのは、登山用の防寒具です。
汗をかいてもいいような素材でできていて、防風性や保温性にも優れています。
アンダーウェアでも速乾性に優れたものがあるので、靴下や下着なども登山用のもので揃えるのもいいでしょう。

また、帽子や手袋は必須と言えます。
特に耳が出ていると寒さで痛みを感じることもあるので、耳が隠れるような帽子か、耳あてを用意しておいたほうがいいでしょう。
そして忘れてはいけないのが、ホッカイロなどの保温剤です。
お腹や背中に貼るタイプの他、靴に入れておけるものもあるので、予備のものも含めて準備をしておいたほうがいいのです。

人気の高いスケート競技

雪の上を滑るスキー競技とは違い、スケートは氷の上のウィンタースポーツです。
ただし、その発祥はやはりスキーと同様に生活に密着したものだと言えるでしょう。
氷の上を移動する必要があったからこそ、その原型となるものが生まれたのです。

石器時代のスケート靴には、動物の骨が使われていたと言いますし、木製のものも見つかっています。
現在では、ブレードと呼ばれる金属製の刃を取り付けることで、スピードや操作性が格段に進歩しました。
そのことが、氷上を移動するための道具だったものを、スポーツ競技として発展させたと言えるでしょう。

冬のオリンピックでもスケート競技の人気は高く、タイムを競うスピードスケートから、演技の得点を競うフィギュアスケートまで、花形種目がたくさんあります。
また、スピードスケートのコーナリング技術を特化させた、ショートトラック競技などもオリンピックに採用されています。

スピードスケートではコンマ何秒のタイムを競うため、スケート靴の改良の他にも、空気抵抗の少ないウェアの開発なども重要な要素になっており、最先端の技術が採用されることも多い競技なのです。
また、フィギュアスケートは冬のオリンピックのメイン競技とも言え、毎回、日程の最終盤に開催されています。
男子、女子のシングルの他、ペアの競技が行われ、ジャンプの技術や表現力によって点数を競い合います。

そういったスポーツ競技としてだけでなく、冬になれば各地でスケートリンクが開かれます。
ですから、ゲレンデまで行かなくても、気軽に楽しめるレジャーとしても人気があると言えるでしょう。

スノーボードの魅力について

スノーボードは、今では冬の定番スポーツになりましたが、広く普及するようになってまだ20年も経っていない、新しいスポーツだと言えます。
最初は、スケートボードから発展したものだ考えられますが、サーフィンの冬用練習具だったとも言われています。

スキーにはなかった、高いファッション性が若い人たちの心をとらえて、急速に広まったのが特徴です。
滑っている時の格好や、いろいろなデザインのウェアなど、見た目のカッコよさも大きな要素だったと言えるでしょう。

また、スポーツとしても、滑る技術だけのスキーと違って、派手なトリックを決めることができるのもスノーボードの特徴の1つだといえるでしょう。
普通に滑るだけでも、左右の向きを入れ替えたり、ジャンプをしたりできます。
また、ハーフパイプの競技では、もっと大きなトリックを決めることができ、オリンピック競技としても採用されるまでになりました。

操作性に関しては、スキーの方が簡単だと言われていますが、スノーボードもエッジの使い方に慣れてしまえば大きな差はありません。
横向きで滑ることから、カーブを曲がる時の感触など、スキーとは違うスピードを実感することができます。

今では、多くのスキー場で講習を受けられるようになっているので、初心者の人でも安心してチャレンジすることができます。
また、近年ではスノーボーダーのマナー違反などが、話題になることが多くなっています。
ゲレンデでは他のスキーヤーの邪魔にならないよう、マナーを守って楽しむようにしなければいけません。

スキーはウィンタースポーツの王様

最近はスノーボードの人気に押され気味のスキーですが、最も歴史が古く、今でも最も競技人口が多いウィンタースポーツなのです。
その歴史は紀元前2500年まで遡るとされており、雪の多い国々では生活に密着した文化を形成してきたのです。

近代になって競技スポーツとしても発展をするようになり、冬のオリンピックでも様々なスキー競技が行われています。
大きく分けて、アルペンスキーとノルディックスキー、フリースタイルスキーに分けることができ、その中でもいくつかの競技に分かれています。

まず、アルペンスキーはコースを滑り降りるタイムを競う競技で、1番スピードが出るのがダウンヒルで、ターンの技術を要するのが回転、大回転だと言えるでしょう。
ノルディックスキーは、クロスカントリーとスキージャンプに分けることができ、この2つを組み合わせた競技がノルディック複合です。
日本では、ジャンプとノルディック複合の人気が高いですが、北欧などのスキー大国ではクロスカントリーの人気もとても高いのです。
そして、ノルディック複合を制する者を、キングオブスキーと呼んで賞賛しています。

フリースタイルスキーは、モーグルとエアリアルの2種類があります。
モーグルは日本選手も多い活躍している競技で、でこぼこの斜面を滑り降りるタイムと、2台のジャンプ台で決めるトリックの点数とで勝者を決める競技です。
一方、エアリアルは、1つのジャンプ台で行う演技の点数を競い合うものになっています。

スポーツとしての雪合戦

雪合戦というと、子供がひたすら雪玉を投げあって遊ぶイメージがあるかもしれませんが、実はスポーツ競技としても立派に成立しているものなのです。
子供のころに雪合戦をしたという人の多くは、明確なルールなんてなかったはずだと、首をひねるかもしれませんが、スポーツとしての雪合戦には国際ルールまで定められているのです。
1980年代後半に、北海道で雪合戦のルール作りがなされて、今ではフィンランドやノルウェーなどでも競技会が行われるようになっています。

縦が10メートル、横が40メートルのフィールドで、相手の陣地にあるフラッグを取り合うことを目的とした競技になります。
1チームは、フォワード4人、バックス3人の合計7人で試合を行います。

センターラインで分けられた陣地は、フォワードの選手3名までが、相手陣地への侵入が許されています。
もちろん、雪玉を当てられた選手は、コートから出なければいけません。

1試合3セットで、2セットを取ったほうが勝ちとなりますが、セット内での勝利を決めるのは、制限時間内のフラッグの奪取か、残り選手の人数によって決められます。
当然、相手の選手全てに雪玉を当てて、コートから退場させた時点でも勝利となります。

雪玉は自分達の陣地内にあるシェルターと呼ばれる最後尾に置かれているため、フォワードの選手が持ち玉を使いきった場合は、バックスの選手から補充してもらわなければいけないのです。
戦略としてはフラッグ狙いか、相手の殲滅のどちらかの戦法がとられることになり、雪の上で激しい攻防が展開されるのです。